゛ドラマに漬かる日々゛なんていう表現を大々しくタイトル部分に挿入しながらも、北米生活がスタートするまでは「ドラマ」というもの・・・、いや、「テレビ」というものにさえ殆ど触れたことのなかった私。
こと、日本では仕事を持ちそれらが多忙だったこともあったからでしょうか・・・、付けることの殆どなかったテレビが、結婚⇒海外移住を機に仕事がなくなり主婦になってしまったからでしょうか・・・、「テレビドラマ」ばかり見るテレビっ子に私を変貌させ、今では生活の一部にすっかり定着してしまいました。
北米(ここではアメリカ)には、例えば『フレンズ』が有名なNBC、『X-ファイル』や『24』のFOX、『Low & Order』 『ER』のNBC、最近では『デスパレート・ハウスワイフ』などが人気のABCといった、いわゆる4大ネットワークと呼ばれる民間局が日々絶え間なくドラマを放出しています。
同時に、こういったメジャーなネットワークとは性質を変えスタンスをおいた部分で、HBOやSHOWTIMEなどの局も存在するわけですが、有料チャンネルであるこれらには、当然同局のプログラム以外の宣伝CFなどはなく、番組途中に割り込む洗剤のCFなどに煩らわされることがないのも有難い要素の一つながら、何と言っても゛優秀チャンネル゛として特筆すべきはその製作ドラマのクォリティーの高さにあるかと思います。
アメリカのドラマには第一話として ゛Pilot゛ というものがあり、この初回のPilot版の成功がそれ以降のシリーズ継続決定の大きなキーになる、いわば゛第一話゛以上の役割を持つ「試作品」として、大変重要なエピソードであることはよく知られたところであるかと思います。
大勢の人間が係わり、お金・時間・労力のすべてを費やして製作したこの゛試作版゛が、放映以前に陽の目を見ずに終わることもある程に、ネットワークでは収益を見越しての製作ドラマの見切りも早いと言われます。
゛Pilot゛を経てシーズンがスタートしても、そのワン・シーズン終了を前に突然姿を消したドラマをいくつか実際に経験してみて、「あやや、ホントにいきなり消えちゃうんだ・・・」とビックリしたものです。
ちなみにここですぐに頭に浮かぶ私がテレビっ子になってからのものとしては、『Vanished』 『Invasion』 『The Nine』 などがありました。
HBOで製作されるドラマやドキュメンタリーたちには、ネットワーク局が見切りをつける要因となる ゛エンターテイメント性の欠如゛ だとか、゛重い / 知的 / 難解過ぎる゛ といったような規制がないどころか、老婆心ながら興行的な成功を心配してしまうようなドキュメンタリーなども結構あったりします。
また、有名俳優の起用を軸に脚本を考えるようなスタンスとは反対に、脚本のクォリティーがプライオリティであり、それを生かす俳優を選考することから、各ドラマに登場する俳優群には知名度の相当低い舞台俳優の起用が障害なく行われるケースも多くあるようです。
その赤裸々でユーモラス、バラエティーに富んだ作品群たちは、『フレンズ』の面白味とはまた一味違った何かを求める多くの人々から支持を受けているのでしょう。
こんなことを力説している私もその一人。
ジャンルは違えどドラマ狂信度はどっちもどっち。 母が熱く語る韓国ドラマ熱を ゛もう、ドラマに狂っちゃって・・・” なんて冷やかしてられません^^;
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
目先の夢:
大トロなんて大それません…。
イカ刺やアジ叩きなどの鮮魚を貪れたらこの上なく幸せ。
HBOドラマに狂うカウチな日常ではありますが、裏山でワイルド・マッシュルームを狩ったりバード・ウォッチングや山歩きなどしたりして、この若さ(?)ですでに隠居生活に片足突っ込んでます。
将来の夢:
新鮮な食物に囲まれた裏庭をワーク・スペースとして自給自足。
グレート・デンを3頭ほど家族に迎えたい。